透析室

概要 治療時間帯 通院方法
治療スタッフ 治療内容 一般的なHD治療条件
透析液浄化について アクセス(シャント)関連 合併症対策
透析関連事業

概要

KHG(川島ホスピタルグループ)では川島病院、鴨島川島クリニック、鳴門川島クリニック、脇町川島クリニックで透析治療を行っており、 2014年4月現在で血液透析(hemodialysis; HD)療法759名、血液透析濾過療法(hemodiafiltration; HDF)259名、腹膜透析(peritoneal dialysis; PD)療法80名、在宅透析療法2名で、合計1018名の患者さんが透析療法を受けておられます。 また、KHGで行われた腎移植後患者は、これまで53名行われ、末期腎臓病に対して総合的な治療を行っております。

治療時間帯

透析科では主に、HDとHDF治療を行っております。通院に要する時間と透析時間(4時間以上)の身体的・時間的な拘束はありますが、透析治療をしながら、出来るだけ今までの生活に近い状態で生活できるよう、医師を中心に看護師・栄養師・薬剤師・臨床工学技士など、様々な専門職員がサポートしています。
ここでは主に、川島病院(徳島市)の透析科について説明いたします。
各クリニックについての詳細は下記のリンク先をご覧ください。

透析スケジュール

透析時間の選択肢は、朝(1シフト)・昼(2シフト)・夜(3シフト)の3パターンがあり、仕事帰りに治療が可能な18:30から開始するパターンにも、多くの働いている患者さんが通院されています。また、関連施設で透析をうけられている方が入院した場合や、隣接するケアハウス飛鳥からの通院にも対応しております。

通院方法

送迎バスや介護タクシー事業も行っており、患者さんの必要に応じて、交通機関の不便な患者さんも在宅で生活し、外来通院できるような通院支援体制も整えております。

治療スタッフ

KHGでは、常勤医22名、看護師112名、臨床工学技士39名で、透析療法に従事しています。透析療法の専門医は4名おり、最新の透析治療に積極的に取り組んでいます。

治療内容

ご存知のようにHDやHDFでは、透析膜(ダイアライザ)や透析濾過膜(ヘモダイアフィルタ)が人工腎臓の中心であり、老廃物を積極的に除去できる高性能膜を使用しています。したがって、効率よく老廃物が除去でき、若者から高齢者まで皆さん透析を受けておられ、元気に過ごされています。

一般的なHD治療条件

ダイアライザ膜面積 1.5~2.2平方メートル
血流量 1分間あたり200mL~350mL
治療時間 4時間以上
回数 3回/週

4時間という限られた時間で出来るだけ効率よく老廃物を除去するために、透析治療中の平均血流量は1分あたり250mLが基本ですが、300mL~350mLの流量で治療されている方もおられます。さらに、長時間の治療を希望される患者さんには5時間以上の治療を施行しています。
さらに、KHGでは大きな分子量の老廃物をできるだけ除去し、治療困難な透析合併症を防ぐ透析治療を、20年も前から施行しています。タンパクリーク膜(タンパク漏出膜)を使用すると、アルブミンという必須タンパクが抜けてしまうとの考えもあるのですが、一時的にはアルブミンの値は下がりますが、合併症などはかえって少なくなっています。

タンパクリーク膜(タンパク漏出膜)・HDFの臨床効果

透析アミロードーシス関連の骨・関節症状
皮膚掻痒症、皮膚乾燥症
イライラ感、不眠
食欲不振、レストレスレッグ症候群
末梢神経障害、エリスロポエチン不応性貧血
透析時血圧低下、尿毒症性心膜炎、多臓器不全     など

透析液浄化について

1回の透析療法を行うためには、1人あたり120Lという大量の透析液が必要となります。清浄化された透析液を用いると、透析中の血行動態の安定、透析アミロイド症の進行抑制、貧血の改善、栄養状態の改善、動脈硬化抑制の可能性などさまざまな臨牀効果の報告があります。
このことより当院では、透析治療で重要な位置を占める透析液の清浄化には特に注意を払い、非常にクリーンな透析液を作製し患者さんに提供しています。透析装置は、JMS社製の全自動透析装置を広く取り入れ、安全にかつスピーディーに透析治療が行えています。

アクセス(シャント)関連

HDやHDFなどの治療を行うには、たくさんの血液を浄化する必要があります。このためには、バスキュラーアクセス(シャント)といわれる血管が、非常に重要になってきます。KHGでは自己血管内シャント(AVF)を中心に使用しておりますが、中には人工血管内シャント(AVG)を使用して治療を受けている患者さんもおられます。このバスキュラーアクセスの手術、バスキュラーアクセスの血管内治療(インターベンション治療)、管理(モニタ、感染予防)にも積極的に取り組んでおり、その成績は全国的に見ても非常に高いレベルを維持しています(図参考)。また、一番患者さんが心配する穿刺(透析の針を刺すこと)にも、スタッフ一同最も注意を払い、バスキュラーアクセスを専門に管理するバスキュラーアクセス管理チームが組織され、皆さんのバスキュラーアクセスをお守りしています。

合併症対策

透析療法にはさまざまな合併症があります。貧血、二次性副甲状腺機能亢進症、透析アミロイドーシス(手根症候群など)の透析特有の合併症対策は、それぞれの専門医師が中心になり、リアルタイムに対応しています。

Ca、P、PTH管理(CKD-MBD)
透析関連手術数(図参考)

また、もっとも恐ろしい心臓血管病変や下肢のフットケアも、フットケアチームと連携して、早期発見・早期治療を行っています。
このように、透析療法の根幹から合併症対策まで、透析科を中心に、KHGでは快適な透析生活がサポートできるような体制を整えています。

透析関連事業

災害対策
PDネットワーク事業など
徳島透析療法研究会

ページトップへ戻る