2020年12月20日、13:00~ 画論28th The Best Imageの最終審査プレゼンテーションに選考され、現在は、コロナ禍のため主流になっているオンラインにて発表してきました。初めてのオンライン発表でしたので、会場で発表するのとは全く違う雰囲気のため不思議な感覚と緊張感の中なんとか無事終えることが出来ました。
画論The Best Imageとはキャノンメディカルシステムズ社の主催で、CT・超音波・MRI部門と3つの部門で全国から総数 約400症例の応募があり、各部門で上位入賞した施設が発表を行い、最優秀賞・優秀賞が選出されます。
MRI部門は応募数、約140症例で上位入賞作は1.5テスラ部門10症例、3テスラ部門6症例の選出となりました。
私は1.5テスラ部門の「FE3Dシーケンスを用いた非同期非造影MRI検査による透析患者鎖骨下病変の描出」についての発表を行いました。FE3Dシーケンスを用い撮像条件を検討し鎖骨下血管の描出が明瞭となることで、透析患者さんのシャント狭窄疑いにおいて最初に選択されるエコー検査で把握しづらい鎖骨下動脈、静脈の形態的および解剖学的評価について造影剤を使用せず非侵襲的に行う事ができ有用であった報告をしました。
他の施設の発表は全国から選出されただけあり、最新技術で工夫を凝らしたMRI撮像や、当院装置でも参考にしたいような撮像手技などがありました。質疑応答では様々な意見や質問を聞くことができ非常に有意義な時間でありました。
画論MRI部門で優秀賞の受賞は嬉しかったですが、昨年最終選考に残った先輩のリベンジを果たすべく最優秀賞を目指して頑張りましたが、私自身もあと一歩届かず悔しさが残りました。来年度も日々努力して、工夫も重ねることで、画像検査の診断能向上に寄与できればと考えております。