2/15(土)に野村コンファレンスプラザ日本橋で開催された第19回日本血栓止血学会学術標準化委員会シンポジウムに参加してきました。
私が所属する日本血栓止血学会には学術標準化委員会としてDIC部会や血栓性素因部会など各血栓止血領域ごとに11の委員会があります。本シンポジウムは、1年に1回、学会の学術集会とは別に各部会の学術標準化活動の進捗状況や、最新のガイドラインや提言、TOPICsなどを報告する血栓止血領域の最新の情報が集約された会であります。
私はその中で抗リン脂質抗体部会、凝固線溶検査部会、凝固系/抗凝固療法部会に所属しており、今回は抗リン脂質抗体部会の発表と凝固線溶検査部会・凝固系/抗凝固療法部会のセッションの座長を務めました。
朝9時から夕方17時半までの一日完結型ですので、色々と拝聴したい内容が重なる中、各部会の会議なども開催するため、朝から晩まで分刻みのタイムスケジュールで一日があっという間でした。
しかしながら、いつもの見知ったメンバーと情報交換もでき、大変有意義な会でした。
血栓止血分野は循環器内科・血液内科領域のみならず、動静脈血栓症、出血、DICなど多くの診療科が関わる疾患・病態が含まれ、血液透析においても大変重要な分野だと思っています。しかしながらまだまだ血液透析における血栓止血分野の研究や報告例は少ない状況であり、今後開拓の余地がある領域だと思っています。
学んだ知識を透析医療にも生かせるように、学会等で得た情報を臨床で還元していきたいと思います。
日本血栓止血学会は医師や臨床検査技師のみならず、まだ数は少ないですが看護師や臨床工学技士、救急救命士などの方も所属されています。
みなさまも、もし血栓止血分野にご興味がある方は是非一度血栓止血学会のHPを覗いてみてください。
日本血栓止血学会↓
https://www.jsth.org/
抗リン脂質抗体部会での口演
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