川島病院スタッフブログ
社会医療法人川島会 徳島ヴォルティスオフィシャルスポンサー 徳島インディゴソックスオフィシャルスポンサー
その他
2021/09/21

院外処方せんにおける疑義照会簡素化プロトコール運用開始

2021/8/1より川島病院は、旧川島透析クリニックの隣地に新病院として移転しました。川島会の各サテライトクリニックでは、血液透析患者さんの処方はすでに院外処方となっており、今回、川島病院の血液透析患者さんの処方が院外処方となり、川島ホスピタルグループとして統一された形になります。
川島病院では薬薬連携を具体的に進めるきっかけとして、「院外処方せんにおける疑義照会簡素化プロトコール」を作成し、近隣の院外薬局に向けた説明会を実施し、プロトコールの運用(2021/8/2)を開始しました。プロトコールでは、事前に形式的な疑義や添付文書からの逸脱などについては、川島病院薬剤部と院外薬局との間で、対応可能なものを明確化し、処方医への確認により処方変更が生じた際は院内電子カルテへの修正なども実施しています。
近隣の院外薬局と薬薬連携をより一層深めていくために、「薬薬連携セミナー(2021/9/16)」を開催しました。川島病院薬剤部の北條先生から「院外処方せんにおける疑義照会簡素化プロトコール運用開始について」の演題名で、プロトコール運用開始における目的や内容についての説明がありました。プロトコールに同意が得られた院外薬局には、後日同意の契約をして進めていく予定です。このセミナーでは、院外薬局薬剤師19名の先生方が参加され、プロトコールの説明後には、院外薬局の先生から剤型変更についての質問やパップ剤の日数設定についての質問があり、プロトコール内容への関心の高さを感じました。
川島病院ではプロトコールの運用をはじめたばかりなので、わからないことだらけなこともあり、これらの取り組みで成果をあげられている広島市立病院 本部事務局 契約課 専門員の関浩一先生に「これからの薬薬連携―患者の情報共有の充実を目指して―」の講演をして頂きました。開先生の講演では、疑義照会、患者情報開示の申請、薬の相談、トレーシングレポートが院外薬局側から病院薬剤部に向けられたもので、フォローアップ依頼書が病院薬剤部から院外薬局側へ向けられたものとの説明でした。


【薬の相談】
医師の治療方針や処方意図、最新の薬物治療など薬物治療に関する疑問を病院薬剤部に電話などで質問し、病院薬剤部が回答する活動でした。

【フォローアップ依頼書】
薬物療法のフォローアップは、外来診察後や退院後も切れ目なく継続しなければいけませんが、病院薬剤師は患者さんが帰宅した後の状況は殆どわかりません。患者さんへの薬物療法が有効か、副作用で困っていないか、服薬はできているかといった概念を院外薬局薬剤師に託し、さらに、治療経過をトレーシングレポートで情報共有し、より良く患者さんをフォローする上では、病院薬剤部と院外薬局間のコミュニケーションにつながることから、フォローアップ依頼書を導入したとの説明でした。こういった取り組みを通して、病院薬剤部と院外薬局で多岐にわたる情報共有を進めて、患者さんから信頼される薬剤師を目指していきたいと感じました。


【院外処方せんにおける疑義照会簡素化プロトコールの説明会について】
2021/7/30(金)川島透析クリニック 会議室 12:00~12:30
2021/8/2  (月)川島病院にて「院外処方せんにおける疑義照会簡素化プロトコール」運用開始
2021/9/16(木)あわぎんホール4階 会議室2 19:00~20:00 「薬薬連携セミナー」


 

薬剤部 志内敏郎

お知らせ
2021/09/15

新しいCT導入しました!

当院ではこの度、最新型のCT装置を導入しました。フィリップス社製2層検出器搭載256スライスCT「Spectral CT 7500」国内初の装置導入となります。搬入の際には、CT装置がクレーンでCT室3階まで運び込まれる様子は圧巻でした。画像は9/12(日)の搬入の光景となります。



国内初の理由は、2層検出器を搭載した装置は従来からありましたが、検出器が256列と長い範囲の撮影が一度に出来ることが可能になったことです。このCT装置の特徴ですが、従来CT装置のような画像だけではなく、2層検出器のメリットである、診断をより明確にするコントラスト強調画像を出力することができ、CT用造影剤を使った検査においては、様々なコントラストの画像を活用することで、悪性腫瘍の早期発見の向上、物質の弁別も出来るようになっています。また、使用するCT用造影剤量をかなり減らした検査を行うことが可能となりました。さらに、撮影スピードが速いことと検出器が多いため、一度の息止めで撮影できる範囲が増えたことより、検査時間が短縮され楽に検査が受けられます。以前のCTより精度が向上したシステムで、近年注目されている医療被ばくも最低限まで低減して、最良の画像を提供することが実現されております。
放射線室スタッフ一同、新しいCT装置を使いこなして、より一層、最良の検査が出来るよう努力していきます。

放射線室 横内義憲

イベント
2021/03/15

第5回 阿南じんぞう教室を開催しました

2021年2月26日(金)、阿南川島クリニックでは第5回じんぞう教室を開催しました。今回は理学療法士さんが来てくれました!!「簡単にできる運動方法~自宅で簡単エクササイズ」についてお話してくれました。

参加者みんなで身体を柔らかくするエクササイズをしました。たくさんの質問が飛び交う、和気あいあいとしたじんぞう教室となりました。

今後も慢性腎臓病(CKD)について患者さんとともに学んでいけるじんぞう教室を開催していこうと思います。
今年の1月から阿南広報に「じんぞう教室の開催」を掲載しています。一般からもたくさんご参加していただいていますのでご気軽にご問い合わせください。
慢性腎臓病(CKD)に関心のある方の参加を心よりお待ちしております。

看護師 中飯、多田

新型コロナウイルス感染対策実施中!
2021/02/05

新型コロナ対策紹介 放射線第2弾

川島病院は感染症指定医療機関ではありませんが、来院いただく患者様やご家族を新型コロナウイルス感染症から守るため様々な対策を行っております。
これから、その取り組みの一部をスタッフブログで紹介していきます!
10回目は川島病院の放射線室での新型コロナウイルス感染症対策 第2弾をご紹介します。

新型コロナウイルス感染症の診断にはCT検査という言葉を耳にすることがあると思います。当院でもコロナウイルスを疑う患者さんのCT検査を行う場合も少なからずあります。CT検査を行う診療放射線技師は、感染が疑われる患者さんの検査を行う際の、対策マニュアルを作成し、マニュアルに従って検査準備・検査・装置の清掃・消毒を行っています。
また、マニュアルは清掃方法や清掃後の対応等、出来るだけ最新の知見や文献を取り入れて定期的に見直しを行っております。

写真は、コロナウイルスが疑われる患者さんのCT検査の際に、ガウンを着用して検査介助を行う訓練の様子です。検査の際は、自分が感染するかもしれない可能性や、自分が感染源になってはいけない気持ちから普段の検査よりも緊張感が増します。

出来るだけ平常心で検査が行えるよう、感染管理認定看護師さんに指導してもらいながら、ガウンの着脱練習を行いました。「ガウンは着る時よりも、脱ぐときの方が感染リスクが大きくなる」と一見当たり前のようですが、大切なことを教わりました。

明けない夜は無いように、いつかこの状況から光が見えてくることを信じてスタッフ全員日々頑張っております。
 

診療放射線技師 横内義憲
 

イベント
2021/01/27

第3回 阿南じんぞう教室を開催しました

まず初めに「じんぞう病ってなおるの?」と題して川島会 水口理事長にお話をしていただきました。
理事長の経験と実績が加味された話に、参加されたみなさんも興味津々でした。
お話の中で「職場や地域の健康診断でたんぱく尿を指摘されたら、専門医の診察を受けましょう。」と何度も繰り返された言葉は参加者の心に響いたように思いました。

看護師からは腎臓リハビリテーションとして慢性腎臓病(CKD)の患者さんでも運動療法が有効とされていることなどを説明しました。
管理栄養士からは「コンビニ食品の活用」と題した話があり、食品に含まれる塩分量をクイズ形式で学習しました。

今回、数名の方が阿南市広報に掲載したじんぞう教室の案内を見て参加してくださいました。

今後は理学療法士から実践を交えた運動療法も計画しています。
多くのみなさんの参加をお待ちしております。