川島病院スタッフブログ
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その他
2025/01/27

第8回腎臓病療養指導士認定試験

2025年1月26日(日)、第8回腎臓病療養指導士認定試験を受けにTOC(有明)へ行ってきました。
大きな試験会場には看護職(看護師・保健師)や管理栄養士、薬剤師の大勢の方が試験を受けに来られていました。

腎臓病療養指導士とは、職種横断的な慢性腎臓病(CKD)療養指導に関する基本知識を有した方を育てるための資格であり、慢性腎臓病(CKD)の患者さんに対してより高度な療養指導ができます。
具体的には、病状のステージに応じた生活習慣の指導、食事や栄養、薬の服用方法のアドバイスなど、患者さんの療養生活を全面的にサポートしやすくなります。当院でもすでに数名の職員が資格を有しています。

昨年から認定試験のためのweb講習やレポート課題、テキスト学習を行い、腎臓病療養指導士認定試験に向けて勉強を行うことで、各ステージに合わせた介入方法や考え方などを再認識することができました。
試験の内容は、慢性腎臓病とその管理について幅広く問われ、数年ぶりにテストを受けるので必死に頭の中で覚えたことを思い出しながら受験しました。
4名で試験を受けに行ったのですが、道中で覚えた内容を繰り返したり、一緒にテキストを振り返ったりして、1人ではとてもじゃないけれど心が折れていたと思うので、非常に心強かったです。
合格発表まではまだ数か月あるのでドキドキが続いて不安ですが、今回学んだことを今後の看護として活かして患者さんと関わっていきたいと思います。
また、今後も学習を継続して患者さんや他のスタッフに還元できるように頑張りたいです。

イベント
2025/01/19

災害訓練実施

1/19(日)寒空の中、今年度の災害訓練が行われました。
参加者270名程、まずは研修室に集まりオリエンテーションを受け、いざ各々の部署に分かれ訓練開始です。発災時間9時45分、震源地は和歌山県沖、M8.5,震度6強の設定です。最近では宮崎県沖での地震があったばかりで、心なしかスタッフにも緊張感が見受けられました。
私は病棟でのリーダー役で参加しました。コロナの時期は災害訓練も行えなかったため、初めて参加するスタッフもいました。地震発生のアナウンスがあり、まずはシェイクアウト(姿勢を低くし、頭を守り、動かない)、その後アクションカード(災害対応でとるべき避難行動の指標をカード化したもの)を用い現場スタッフが迅速に患者の安否確認、被害状況確認。思ったよりもスムーズに行うことができました。訓練後は参加スタッフ全員で自然と振り返りができ、実際に災害が発生した場合の様々なシミュレーションの話し合いもできました。
ただ、実際に災害がおこった場合、どれだけの被害があり、実際にどれだけのマンパワーが得られるかも分かりません。その時その場で判断しなければいけません。くるかもしれない災害に備え、日頃から慌てない心構えは必要であると改めて感じた一日となりました。

戸田 己記


 

ごあいさつ
2025/01/01

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
旧年中は多くの皆さまに温かいご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
本年も地域の皆さまの健康を支えるため、職員一同努めてまいります。

なお、外来診療は1月6日(月)より開始いたします。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


 

お知らせ
2024/12/20

当院消化器内科三好らの論文が「GUT」誌に掲載されました

当院消化器内科三好らの論文が「GUT」誌に掲載されました。
2024年ノーベル賞受賞「マイクロRNA」を応用した食道腺癌早期発見バイオマーカー開発

当院消化器内科三好人正が消化器領域のトップジャーナルである「GUT」【2024 Impact Factor : 23.1】に掲載されました(Gut. 2024 Nov 19:gutjnl-2024-333364.)。食道腺癌を早期発見するためのバイオマーカー開発に関する国際多施設共同研究(EMERALD試験)に関する報告です。本年ノーベル生理学・医学賞に「マイクロRNA」発見の米2氏が選ばれました。「マイクロRNA」とは生物の遺伝子の働きを調節する小さなRNA分子です。三好らの論文はこれを食道腺癌の早期診断に応用しました。
三好らは2022年に食道扁平上皮癌を早期発見できるバイオマーカーを既に発表しており(Mol Cancer. 2022 Feb 11;21(1):44.) 、今回の食道腺癌のバイオマーカーを合わせると、組織型によらず、ほぼすべての食道癌が血液検査で早期発見できる可能性があります。

【研究の概要】
食道腺癌は欧米を中心に近年、急激に発生率が上昇し、すべての癌の中で増加率が最も高い癌です。日本でも今後、食道腺癌の増加が予想されます。本研究では血液中の特定のマイクロRNAを測定することにより、食道腺癌を早期発見することを目的としました。欧米の様々な国々(アメリカ、オランダ、イタリア、イギリス、アイルランド)から収集した約800人の食道腺癌などの検体を用い、血液中に微量に存在するマイクロRNAの解析を行いました。様々な検証により、食道腺癌患者を血液検査で90%以上の高確率で診断できることを示しました。

お知らせ
2024/12/04

仁木博文厚生労働副大臣就任

川島周が後援会会長を務める仁木博文が厚生労働副大​臣に就任しました。