2020/07/27
新型コロナ対策紹介 放射線
川島病院は感染症指定医療機関ではありませんが、来院いただく患者様やご家族を新型コロナウイルス感染症から守るため様々な対策を行っております。
これから、その取り組みの一部をスタッフブログで紹介していきます!
2回目は川島病院の放射線室での新型コロナ感染対策をご紹介します。
■機器の清掃・消毒
なんといっても、コロナウィルスの現場を想像すると、医師や看護師が最前線で昼夜問わず防護ガウンやマスクをして診療や治療に従事している姿が思い浮かびます。
ですが、私たち診療放射線技師も新型コロナウイルス感染症の発見のために重要な役割がありす。
ご存じの方も多いと思いますが、新型コロナウイルス感染症のスクリーニング検査(感染疑いの人を見つける検査)として胸部CT検査が有効とされているのです。
そのため、コロナウィルス対策を最前線で行なわなければならない場合があります。
当院、放射線室では、対策マニュアルを作成し、CT装置の清掃や消毒を行っています。
■診療放射線技師それぞれの役割
コロナウィルスが疑われる患者さんのCT検査の際は、
・個人防護具(ガウン、マスク、ゴーグルまたはフェイスシールド、手袋)を着用し、
患者さんの検査介助を行う技師
・操作室で撮影する技師
・検査室まで患者さんを安全に、かつ他の方に接触しないように誘導する技師
と、それぞれの役割を分担しています。どの役割の技師が一人でも欠けてしまうと対策は不十分なものとなりますので、業務外においても、自己管理には留意しています。
また、検査を行う際の個人防護具着用も重要ですが、個人防護具を脱ぐ時が一番大切で、感染防止のための注意事項があります。そのため、CT検査室の壁に個人防護具の着脱マニュアルを貼り付けて適切に脱衣できるようにしています。
本当に苦しい時期ですが、「あの時はしんどかったね」と笑って話せる日が来ることを願いながら、診療放射線技師のみならず、当院スタッフ全員が日々対策に努力しております。
診療放射線技師 横内義憲