川島病院スタッフブログ
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お知らせ
2021/12/22

ダブル奨励賞受賞

当院リハビリ室の秦麻友PTが奨励賞を受賞しました。
今年1年でダブル奨励賞受賞になります。
 
第31回徳島県理学療法士学会奨励賞受賞
演題:『重度片麻痺を呈した血液透析患者の歩行獲得までの臨床経験-生活期リハビリにおいて患者の主体性を引き出すアプローチ-』
 
第55回四国透析療法研究会奨励賞受賞
演題:『バス通院の昇降が困難な血液透析患者に対する「昇降強化型リハビリメニュー」の効果』
 
さらなる今後の発展を楽しみにしています。



 

リハビリ室 玉谷高広

お知らせ
2021/12/20

第17回中四国放射線医療技術フォーラム Web発表に参加して

2021年12月18日より開催された、第17回中四国放射線医療技術フォーラムにて、本来は、鳥取県米子市の会場にて発表予定ではありましたが、コロナ禍のため予定変更となり現在、主流になっているWeb形式にて発表してきました。


初めての学会発表+Web発表でしたので、不慣れなこともあり準備段階から手探りではありましたが、先輩のアドバイスをもらいながらなんとか無事に終えることができました。
        スライド作成風景

私はMRI部門(躯幹部領域)の「前立腺癌検索における非造影MRIでの優先撮像シーケンスに関する検討」についての発表を行いました。腎不全患者さんが多くおられる当院では、腎臓に負担のかかる造影剤を使用せずに前立腺MRI検査を求められることがあります。非造影での前立腺MRI検査で使用される様々な撮像条件の中で、どの撮像条件を優先するのが診断能向上に繋がるのか、優先した撮像画像の精度はどの程度保たれているのかについて報告をしました。
MRI分野以外にも他の施設の発表は中国四国地方から選出されただけあり、各施設の現状も踏まえた上での工夫を凝らした検査方法や、装置の基礎的な性能評価、当院装置でも参考にしたいような撮像手技などがありました。質疑応答では様々な意見や質問を聞くことができ非常に有意義な時間となりました。

今回の学会発表にあたり、研究発表経験の多い先生方や先輩の適切なアドバイスもありスライド作成の段階から勉強になることばかりでした。自分で言うのもおこがましいですが、少しばかり成長できたと思います。
来年度も日々努力して、研鑽を重ねることで、川島病院の画像検査の診断能向上に寄与し、またこの貴重な経験を後輩に受け継いでいければと考えております。
 

放射線室 診療放射線技師 竹内亮二

お知らせ
2021/10/20

令和3年度(第67回)薬祖祭・薬事功労者表彰式

はじめに薬祖祭が行われ、その後に薬事功労者表彰式と記念写真撮影が行われました。このたび薬事功労者として薬事功労感謝状を当院の北條千春先生が表彰され、保健福祉部長表彰を志内が頂きました。
これは、徳島県と徳島県薬事協議会が、薬業を通じて徳島県の保健・福祉衛⽣に貢献した⼈を対象に表彰を⾏うもので、当⽇は、福井廣祐副知事と県の保健福祉部⻑、徳島県薬事協議会会⻑から、県内の病院薬剤師、薬局薬剤師、製薬企業、医薬品卸業協会の選ばれた⽅々への表彰が⾏われました。病院薬剤師からは、当院の北條千春先生以外に阿南医療センターの宮崎由美先生が表彰されておりました。ちなみに、志内は令和2年4月20日に薬事特別功労賞を頂きましたが、当時はコロナ禍の真っ只中で、今回のような表彰式は中止となり、さみしかった記憶があります。
これらの賞を受けて、今後も微⼒ではありますが、北條千春先生と一緒に川島病院のため、また、徳島県の薬業・福祉衛生に貢献できるように努めて行きたいと思います。


徳島県知事表彰 1名
徳島県保健部区支部長表彰 3名
薬事功労感謝状 40名
 

薬剤部 志内敏郎

お知らせ
2021/09/28

全身MRI検査始めました。

当院ではこの度、最新型のMRI装置フィリップス社製(Ingenia 1.5T Evolution)を導入しました。

最新装置の機能を活かして全身MRI撮影※1ができるようになりました。
※1【正式名称DWIBS:Diffusion-weighted Whole body Imaging with Background Suppression(背景抑制広範囲拡散強調画像)】
検査時間:約40分程度で、撮影範囲:頚部~骨盤部までとなります。

DWIBS(ドゥイブス)法とは簡単に言うと、MRI装置の進化によって可能となった「全身のがんMRI検査」です。
DWIBS法では、人体の大半を占める水分の主要成分である水素原子核を映像化することで、がんの場所や状態を調べることができます。
PET-CT検査と似ている部分がありますが、X線や放射性医薬品を全く使用せず、磁場と高周波を利用して撮影をします。
そのため、放射線による被ばくもなく、薬品の注射もありません。

しかしながら、全身MRI検査で発見された病変が全てがんとは言えません。
がん病変だけに反応するわけではなく、正常組織や炎症なども検出されるため、全身MRI検査で異常を発見しても、他の検査で正常と診断されることも多々あるため、他の検査結果と総合してがんか否かを判断します。
従って、検出された病変であっても追加で他の検査を行う、または経過を見るといった対応になる場合があります。

注意事項としてMRI(磁場)を利用した検査なので、MRIの禁忌事項(ペースメーカー埋め込み等 MRI禁忌条件)がそのままDWIBSにも当てはまります。
検査希望や検査内容については担当医師、または放射線室までお願い致します。
放射線室スタッフ一同、DWIBS検査画像のさらなる向上にむけて日々検討を重ねておりますので、お気軽にお問い合わせください。


放射線室 横内義憲

お知らせ
2021/09/15

新しいCT導入しました!

当院ではこの度、最新型のCT装置を導入しました。フィリップス社製2層検出器搭載256スライスCT「Spectral CT 7500」国内初の装置導入となります。搬入の際には、CT装置がクレーンでCT室3階まで運び込まれる様子は圧巻でした。画像は9/12(日)の搬入の光景となります。



国内初の理由は、2層検出器を搭載した装置は従来からありましたが、検出器が256列と長い範囲の撮影が一度に出来ることが可能になったことです。このCT装置の特徴ですが、従来CT装置のような画像だけではなく、2層検出器のメリットである、診断をより明確にするコントラスト強調画像を出力することができ、CT用造影剤を使った検査においては、様々なコントラストの画像を活用することで、悪性腫瘍の早期発見の向上、物質の弁別も出来るようになっています。また、使用するCT用造影剤量をかなり減らした検査を行うことが可能となりました。さらに、撮影スピードが速いことと検出器が多いため、一度の息止めで撮影できる範囲が増えたことより、検査時間が短縮され楽に検査が受けられます。以前のCTより精度が向上したシステムで、近年注目されている医療被ばくも最低限まで低減して、最良の画像を提供することが実現されております。
放射線室スタッフ一同、新しいCT装置を使いこなして、より一層、最良の検査が出来るよう努力していきます。

放射線室 横内義憲

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