川島病院は感染症指定医療機関ではありませんが、来院いただく患者様やご家族を新型コロナウイルス感染症から守るため様々な対策を行っております。
これから、その取り組みの一部をスタッフブログで紹介していきます!
10回目は川島病院の放射線室での新型コロナウイルス感染症対策 第2弾をご紹介します。
新型コロナウイルス感染症の診断にはCT検査という言葉を耳にすることがあると思います。当院でもコロナウイルスを疑う患者さんのCT検査を行う場合も少なからずあります。CT検査を行う診療放射線技師は、感染が疑われる患者さんの検査を行う際の、対策マニュアルを作成し、マニュアルに従って検査準備・検査・装置の清掃・消毒を行っています。
また、マニュアルは清掃方法や清掃後の対応等、出来るだけ最新の知見や文献を取り入れて定期的に見直しを行っております。
写真は、コロナウイルスが疑われる患者さんのCT検査の際に、ガウンを着用して検査介助を行う訓練の様子です。検査の際は、自分が感染するかもしれない可能性や、自分が感染源になってはいけない気持ちから普段の検査よりも緊張感が増します。
出来るだけ平常心で検査が行えるよう、感染管理認定看護師さんに指導してもらいながら、ガウンの着脱練習を行いました。「ガウンは着る時よりも、脱ぐときの方が感染リスクが大きくなる」と一見当たり前のようですが、大切なことを教わりました。
明けない夜は無いように、いつかこの状況から光が見えてくることを信じてスタッフ全員日々頑張っております。
まず初めに「じんぞう病ってなおるの?」と題して川島会 水口理事長にお話をしていただきました。
理事長の経験と実績が加味された話に、参加されたみなさんも興味津々でした。
お話の中で「職場や地域の健康診断でたんぱく尿を指摘されたら、専門医の診察を受けましょう。」と何度も繰り返された言葉は参加者の心に響いたように思いました。
看護師からは腎臓リハビリテーションとして慢性腎臓病(CKD)の患者さんでも運動療法が有効とされていることなどを説明しました。
管理栄養士からは「コンビニ食品の活用」と題した話があり、食品に含まれる塩分量をクイズ形式で学習しました。
今回、数名の方が阿南市広報に掲載したじんぞう教室の案内を見て参加してくださいました。
今後は理学療法士から実践を交えた運動療法も計画しています。
多くのみなさんの参加をお待ちしております。
2020年12月20日、13:00~ 画論28th The Best Imageの最終審査プレゼンテーションに選考され、現在は、コロナ禍のため主流になっているオンラインにて発表してきました。初めてのオンライン発表でしたので、会場で発表するのとは全く違う雰囲気のため不思議な感覚と緊張感の中なんとか無事終えることが出来ました。
画論The Best Imageとはキャノンメディカルシステムズ社の主催で、CT・超音波・MRI部門と3つの部門で全国から総数 約400症例の応募があり、各部門で上位入賞した施設が発表を行い、最優秀賞・優秀賞が選出されます。
MRI部門は応募数、約140症例で上位入賞作は1.5テスラ部門10症例、3テスラ部門6症例の選出となりました。
私は1.5テスラ部門の「FE3Dシーケンスを用いた非同期非造影MRI検査による透析患者鎖骨下病変の描出」についての発表を行いました。FE3Dシーケンスを用い撮像条件を検討し鎖骨下血管の描出が明瞭となることで、透析患者さんのシャント狭窄疑いにおいて最初に選択されるエコー検査で把握しづらい鎖骨下動脈、静脈の形態的および解剖学的評価について造影剤を使用せず非侵襲的に行う事ができ有用であった報告をしました。
他の施設の発表は全国から選出されただけあり、最新技術で工夫を凝らしたMRI撮像や、当院装置でも参考にしたいような撮像手技などがありました。質疑応答では様々な意見や質問を聞くことができ非常に有意義な時間でありました。
画論MRI部門で優秀賞の受賞は嬉しかったですが、昨年最終選考に残った先輩のリベンジを果たすべく最優秀賞を目指して頑張りましたが、私自身もあと一歩届かず悔しさが残りました。来年度も日々努力して、工夫も重ねることで、画像検査の診断能向上に寄与できればと考えております。
川島病院は2021年8月に現在の川島透析クリニック横に建設中の新病院への移転を予定しております。
その新病院の上棟式が12月17日に行われました。
いよいよ、上棟ということで新病院の大きさが見えてきたように思います。
最後の梁を取り付けている様子です。
ここ数日で冬の寒さが厳しきなってきましたので防寒具を着込んで上棟の様子を見守っています。
天候にも恵まれ無事、上棟式を終えることができました。
新築工事の様子については、↓からもご確認いただけます。
2020年12月9日、今年入職の新人さんへむけて急変対応の研修を行いました。
まずは香川NSから、急変時に行う行動について「BLS(一次救命処置):一人で3C」と「ALS(二次救命処置):みんなで6S」を軸としたスライドで学習しました。急変した患者様を発見したときまず1人でしなければならないこと、人が集まったらスタッフで力を合わせて行っていくことがとてもわかりやすいスライドで表されていました。
その後は、「1人で3C~1.呼吸・循環の確認 2.人を呼ぶ 3.心臓マッサージ」を実際に
シュミレーションしました。各病棟でスタッフコールの有無など違いがあるためそれを活かした演習が出来たと思います。
患者さまの急変にはいつ遭遇するかわからず、そのうえ日頃の業務のように繰り返しておこなうものでもないため、いざ遭遇したときすぐ動けるか不安がどうしてもあると思います。それは新人さんだけでなく、経験がある看護師でも同じだと思います。こういった研修を通して、私たちも改めて振り返ることができた良い機会だったと思います。もし急変を目の当たりにした時も、「あのとき研修でこういうことしたな」と思い出してもらって、一歩踏み出すきっかけになってくれれば幸いです。これからも業務の間で一緒にシュミレーションを行ったりしながら自分たちも新人さんと一緒に成長していけたらと思いました。