医療支援部
医療支援部 部長挨拶
透析患者さんの中には、高齢化などによって自力での通院が困難となる方が増加しています。又、老老介護による家族などへの負担も拡大しており、将来的にどのように維持透析を続けていくことができるのか、不安を感じている方も多く、当院としても近々の課題となっていました。そこで、2019年度より通院支援対策強化として、送迎バスの運転手の増員や専従化、送迎車両の増車、運行時間や送迎範囲の拡充を図った結果、現在約250名の透析患者さんが当院送迎バスを利用して通院されています。今後も多様化・複雑化する患者ニーズに対応して行きたいと考えています。
送迎車両
KHG(川島ホスピタルグループ)では、透析患者さんの利便性の確保と、多様化する通院ニーズにお応えできるよう、大型送迎バスから車椅子対応の小型送迎バスまで、様々な車種を準備しています。
大型送迎バス(14名乗り) 6台
広々とした車内では長時間の移動でもゆっくりと乗車して頂けます。
大型送迎バス(10名乗り) 4台
電動格納式大型ステップを備え付けているため安全に乗り降りして頂けます。
小型送迎バス(3~4名乗り)車椅子対応 12台
お身体が不自由な方でも乗り降りしやすい低床車両となっています。また、車椅子を利用したままでも乗り降りすることができます。
送迎エリア
KHG(川島ホスピタルグループ)では、以下の地域において送迎バスによる通院支援を行っています。
川島病院
鴨島川島クリニック
主な送迎範囲
吉野川市、名西郡、阿波市、板野郡 他
鳴門川島クリニック
脇町川島クリニック
阿南川島クリニック
藍住川島クリニック
- *上記の地域であっても、乗車定員や周辺道路の状況によっては、送迎出来ない場合があります。詳しくは、川島病院又は各クリニックまでお問い合わせ下さい。なお、回答には数日必要な場合がありますので、予めご了承下さい。
送迎費用
送迎バスの利用に関する患者の自己負担金は発生しませんが、別に定める「送迎バス利用条件」を遵守して頂く必要があります。
送迎バス利用条件
次に定める全ての事項を満たす場合のみ送迎バスを利用できます。
- ①送迎中の事故については病院側に一切の責任がないことを了承致します。
- ②(大型送迎バス)自立歩行で乗り降り可能な場合に利用できることを了承致します。
- ③運行方法等については病院スタッフの指示に従います。
- ④申し出た利用便以外には乗車いたしません。
- ⑤乗降は定められた場所のみで実施いたします。
- ⑥運転手及び同乗者に迷惑を及ぼす行為はいたしません。
- ⑦上記事項が守れない場合、送迎を断られても異議を申しません。
送迎バスご利用の注意事項
-
①ドライバー1人で対応の乗合バスとなっています。
(大型送迎バス)ご利用期間中、体力の低下等により歩行が困難となり、送迎バスへの乗降に危険を伴う場合は、介護タクシー等への移行をお願いします。
(小型送迎バス)要介護状態(認知機能の低下も含む)が著しく悪化し、ドライバ-1人での対応が困難となった場合は、介護タクシー等への移行をお願いします。
- ②待ち合わせ時間は厳守でお願いします。
- ③入退院時や送迎便に乗車しない場合は、各自で必ず担当バスの携帯電話等に連絡をお願いします。
- ④コースの変更や途中下車は、出来ませんので、ご了承下さい。
- ⑤大雨で道路が冠水した場合や冬季の道路凍結、あるいは災害時などは送迎が出来ない場合もございますので、予めご了承下さい。
- ⑥送迎便利用申込書は、毎年度ごとに提出頂いております。
新型コロナウイルス感染予防対策
送迎バスを利用するにあたっては、同乗の他の患者さん等への感染を防ぐため、またご自身への感染を防ぐため、次に定める事項を遵守して下さい。
- ①マスク着用・手指消毒
- ②体温 37.5 ℃以上は不可(起床時検温の結果)
その他の業務
医療支援部では、透析患者さんの通院支援以外にも様々な業務を行っています。
- 透析関連物資の準備片付け
- 通所リハビリテーションの送迎
- 救急車、シャトルバスの運行
- 要介護者院内介助
- 医療との連携連動による補助的な業務など