川島病院スタッフブログ
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学会
2026/10/23

第54回日本磁気共鳴医学会大会

2026年10月16日から18日にかけて、鹿児島県で開催された「第54回日本磁気共鳴医学会大会」に、当院放射線技術科として参加しました。

本大会は、MRIに関する最新の研究結果や技術、臨床での取り組みについて、医師や診療放射線技師、研究者などが全国から集まり、情報交換を行う学術大会です。

今回、私自身もMRIを用いた下肢血管の石灰化描出に関する研究発表を行いました。MRIによる血管評価の新たな可能性を探るために取り組んだ研究で、発表後の質疑応答では多くの質問が寄せられました。さまざまなご意見をいただき、新たな視点や今後の検討課題を得ることができました。

また、学会では、ガドリニウム用量を低減した新しいMRI造影剤や、MRI検査の安全性に関する最新の知見を学ぶことができ、大変有意義な機会となりました。さらに、他施設での研究や取り組みに触れることで、多くの刺激を受けました。

今回の学会で得た知識や経験を日常業務に生かすとともに、院内での情報共有を通じて、より安全で質の高いMRI検査の提供につなげていきたいと思います。

診療放射線技師 松村亮典

試験
2026/10/21

第7回腎臓リハビリテーション指導士資格認定試験

2026年10月17日(土)、第7回腎臓リハビリテーション指導士資格認定試験を受験しました。

腎臓リハビリテーションとは?
腎臓リハビリテーションとは、腎臓病のある方の体力や生活の質を維持・向上させ、病気や治療に伴う心身の負担を軽減するための、長期的かつ包括的な取り組みです。
運動療法を中心に、食事・水分管理、薬物療法、療養に関する教育、心理的な支援などを、患者さんの状態に合わせて行います。

腎臓リハビリテーション指導士とは?
腎臓リハビリテーション指導士とは、日本腎臓リハビリテーション学会が認定する資格です。
腎臓病や運動療法に関する知識をもとに、患者さんが安全に、無理なく運動や生活習慣の改善を継続できるよう支援する専門職です。
医師、看護師、理学療法士など、さまざまな職種が対象となっています。

受験資格について
受験資格として、以下の3つの要件をすべて満たす必要があります。

1. 日本腎臓リハビリテーション学会の学術集会において、主演者あるいは座長としての経験があること、もしくは、腎臓リハビリテーションの実地経験が 1 年以上あること。

2. 医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、臨床検査技師、栄養士(管理栄養士)、薬剤師、臨床工学技士、臨床心理士(公認心理師)、健康運動指導士、のいずれかの資格を有していること。

3. 申請時に日本腎臓リハビリテーション学会の正会員であり、申請時の直近2年度以上継続して正会員歴があること。(施設会員歴は認められません)

資格取得を目指して
私自身、2022年に「第1回腎臓リハビリテーションガイドライン講習会」を受講し、それ以降、院内で腎臓リハビリテーション(透析時運動指導等加算)に関わってきました。
ガイドライン講習会の有効期間が最長5年であることから、更新時期を迎えるタイミングで、「腎臓リハビリテーション指導士」の資格取得を目指すことにしました。

実際に透析中の運動療法も行っているため、受験申請に必要な「腎臓リハビリテーションを実施した10症例の報告書」については、比較的スムーズに作成することができました。

2026年4月には、腎臓リハビリテーションガイドラインが8年ぶりに改訂され、第2版が発行されました。試験の中心となるガイドラインが改訂された年でもあったことから、試験問題が難しくなることを予想していました。

また、本試験には過去問題集がないため、以下の3つの方法で受験準備を進めました。

1.ガイドラインを読み、「不得意ノート」を作成
まずはガイドラインを熟読し、理解が難しい部分をWordにまとめて、自分なりの「不得意ノート」を作成しました。基本的に五肢択一式の問題であるため、数値に関する項目を多めにまとめました。

2.予想問題に取り組む
フリマアプリで購入した300問の予想問題を解き、間違えた問題や覚えにくい内容を「不得意ノート」に追加しました。

3.ChatGPTを活用した問題演習
ChatGPTを活用し、毎日10問ずつ問題を出題してもらいました。問題を解きながら、理解が不十分な内容を「不得意ノート」に追加しました。

以上の方法を繰り返し、最終的に完成した「不得意ノート」を何度も見返すことで、知識の定着を図りました。

試験当日の様子と出題傾向
試験は、CBT(Computer Based Testing:コンピュータを使用して受験する方式)で実施され、試験時間は60分、全50問でした。

実際に受験してみた印象として、出題内容は以下のとおりでした。
・運動療法に関する問題:約5割
・血液データに関する問題:約2割
・透析に関する問題:約2割
・QOLとADLに関する問題:約1割
※割合はいずれも個人的な印象です。

年号に関する問題はなく、幅広い分野から出題されていました。計算問題では、カルボーネン法に関する問題などがありました。
また、血液データに関する問題では、判断に迷うものもありました。「正しいものを2つ選べ」「誤っているものを2つ選べ」といった複数選択の問題もいくつか出題されました。
事前の勉強では、ChatGPTを活用して、腎機能(eGFRの低下率など)、体重増加率、ドライウェイト(DW)、除水量などに関する計算問題にも取り組んでいました。しかし、実際の試験では、これらの計算問題は出題されませんでした。

CBT試験では、解答に迷った問題や、あとでもう一度確認したい問題に「後で見返す」のマークを付けておくと、最後にまとめて見直すことができました。
私も10問程度にマークを付けておき、試験終了までに見直しました。この機能のおかげで、後から落ち着いて解答を確認することができ、個人的には受験しやすい試験方式だと感じました。

今後に向けて
理学療法士の場合、腎臓リハビリテーション指導士の資格は、透析時運動指導等加算に必要な研修の修了証明として有効です。ただし、対象職種や指導時間など、別途定められた要件を満たす必要があります。

今後も、より効果的な腎臓リハビリテーション(透析時運動指導等加算)を提供できるよう、知識と技術の向上に努めていきたいと思います。
まずは、合格発表を待ちたいと思います。

試験当日は、会場付近で「マチ★アソビ vol.31」が開催されており、普段とは違う徳島の賑わいを感じることができ、少し得をした気持ちで帰路につきました。

理学療法士 玉谷高広

学会
2026/10/08

第30回日本透析アクセス医学会学術集会・総会

2026年10月3日・4日の2日間、グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)で開催された「第30回日本透析アクセス医学会学術集会・総会」に参加し、演題発表を行いました。

この学会は、透析患者さんにとって大切な「バスキュラーアクセス」について、医師や看護師、臨床工学技士など、さまざまな職種が集まり、最新の知見や技術を学ぶ場です。

今回は、カフ型カテーテルを長期使用している患者さんにどのような傾向がみられるのか、過去のデータをもとに検討した結果を発表しました。

会場では、著名な先生方による講演や、他施設の先進的な取り組みに関する発表を聴くことができました。最新の知見や取り組みについてじっくり学ぶことができ、非常に有意義で充実した2日間となりました。

今回の学会で得た知識や経験を今後の臨床業務に活かし、患者さんに安心・安全な透析医療を提供できるよう、より一層努めてまいります。

臨床工学技士 鎌田優

学会
2026/10/06

第31回日本糖尿病教育・看護学会学術集会

2026年9月26日(土)・27日(日)の2日間、大阪国際会議場で開催された「第31回日本糖尿病教育・看護学会学術集会」に参加しました。

今回の学会で特に印象に残ったのが、CGM(持続グルコースモニタリング)のデータの見方についての講演です。

リブレは普段の診療でもよく目にしていますが、これまでは主に医師がデータを確認し、診断や治療に活用するものという印象を持っていました。今回の講演を通して、看護師もCGMのデータの見方を理解することで、血糖値変動と患者さんの生活を結びつけて考え、より具体的な指導につなげられることを学びました。

また、複数の疾患を抱えている患者さんも多く、治療そのものが生活の負担になる場合があります。治療の効果を維持しながら、患者さんの生活にかかる負担をできるだけ軽減する「最小破綻医療」という考え方から、患者さんが無理なく治療を続けられる方法を一緒に考えていくことの大切さを学びました。

AI時代の医療について講演もあり、外来で日頃行っている説明や指導が、患者さんに分かりやすく伝わっているかを改めて考える機会となりました。

今回の学会で得た学びを日々の外来看護に活かし、患者さん一人ひとりの生活に寄り添った、分かりやすく、実践につながる支援を行っていきたいと思います。

看護師 福壽悦子

学会
2026/10/05

日本歯科衛生学会 第21回学術大会

2026年9月20日、21日に埼玉県さいたま市のRaiBoc Hall(レイボックホール)で開催された「日本歯科衛生学会 第21回学術大会」に参加しました。

今回の学会テーマは、「新たな時代を担う歯科衛生士の未来ー歯科衛生士の地位向上を目指してー」でした。

講演やシンポジウムでは、歯科衛生士の養成から、これからの歯科衛生士に求められる専門的なスキル、多職種連携など、さまざまなテーマについて学ぶことができました。日々の臨床を振り返るとともに、これからの歯科衛生士の役割について改めて考える貴重な機会となりました。

また、昨年の第20回学術大会で発表したポスターが「第20回学術大会 学術発表賞 ポスター発表賞」に選ばれ、今回、表彰していただきました。

このような名誉ある賞をいただくことができ、とても嬉しく、今後の臨床研究への大きな励みとなりました。研究を進めるにあたり、ご指導いただいた先生方をはじめ、データ収集からポスター作成までご協力いただいた歯科スタッフの皆さんに、改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

そして今回の学術大会では、私自身もポスター発表を行いました。
今回も多くの方にポスターを見ていただき、2年間にわたって取り組んできた研究の成果を発表することができ、とても嬉しく思います。

さらに、帰省の日にはまさかの台風が直撃し、搭乗予定だった飛行機が欠航となりました。思いがけず延泊することになり、最後まで忘れられない学会となりました。
表彰、発表、そして台風による延泊。いろいろな「初めて」が詰まった、盛りだくさんで忘れることのできない2日間となりました。

今回の学会で得た学びや経験を、これからの臨床や研究にしっかりと活かしていきたいと思います。ありがとうございました。

歯科衛生士 加藤みき