





















































2026年10月25日(日)、高知県のサンピアセリーズで開催された「第60回四国透析療法研究会」に参加し、口演発表を行いました。
今回、「外来血液透析患者の移動能力評価における下肢荷重率の有用性」という演題で発表しました。本研究では、外来血液透析患者53名を対象に、下肢荷重率(WBR)と移動能力との関連について検討しました。
下肢荷重率は、2台の体重計を用いて測定する評価方法であり、透析室でも簡便かつ短時間で実施できるという特徴があります。
研究の結果、下肢荷重率は室内移動や階段昇降などの自立度と関連しており、移動能力が低下している透析患者さんを把握するためのスクリーニング指標として有用である可能性が示されました。
また、今回の発表で、大変光栄なことに「学術奨励賞」を受賞することができました。

このような名誉ある賞をいただき、大変嬉しく思うとともに、今後の臨床研究に取り組むうえで大きな励みとなりました。
研究を進めるにあたり、ご指導いただいた先生方をはじめ、研究にご協力いただいた患者さんや関係スタッフの皆様に、心より感謝申し上げます。
今後は、さらに症例数を増やし、今回得られたカットオフ値の妥当性を検証するとともに、介入研究へとつなげていきたいと考えています。
今回の受賞を励みに、今後も日々の臨床で生まれる疑問を大切にしながら、リハビリテーション専門職として、透析患者さんの移動能力の維持・改善や転倒予防につながる支援に取り組んでいきたいと思います。
2026年10月17日から18日にかけて、土佐リハビリテーションカレッジにて開催された「第35回四国作業療法学会」に参加しました。

今回の学会テーマは「共に前へ ー私たちは未来に何を残せるかー」でした。
四国各県から多くの作業療法士が参加し、日々の臨床実践や研究について活発な情報交換が行われました。
10月17日には、一般演題「MTDLP」のセッションにて症例報告を行いました。
今回の発表を通して、身体機能の改善だけでなく、患者様の心理面や日常生活にも目を向けることの大切さを改めて実感しました。また、他施設の作業療法士との意見交換を通じて、多くの学びや新たな視点を得ることができました。今回得られた学びを日々の臨床に活かし、患者様一人ひとりの生活を見据えたリハビリテーションの実践につなげていきたいと思います。
学会終了後には、高知駅周辺を散策しました。夜にはライトアップされた土佐三志士像を見つけ、高知の歴史や雰囲気を感じることができました。また、夕食時には店内で迫力のあるよさこい踊りを鑑賞しました。

学会での学びや交流に加え、開催地ならではの魅力にも触れることができ、充実した2日間となりました。
2026年10月16日から18日にかけて、鹿児島県で開催された「第54回日本磁気共鳴医学会大会」に、当院放射線技術科として参加しました。

本大会は、MRIに関する最新の研究結果や技術、臨床での取り組みについて、医師や診療放射線技師、研究者などが全国から集まり、情報交換を行う学術大会です。
今回、私自身もMRIを用いた下肢血管の石灰化描出に関する研究発表を行いました。MRIによる血管評価の新たな可能性を探るために取り組んだ研究で、発表後の質疑応答では多くの質問が寄せられました。さまざまなご意見をいただき、新たな視点や今後の検討課題を得ることができました。
また、学会では、ガドリニウム用量を低減した新しいMRI造影剤や、MRI検査の安全性に関する最新の知見を学ぶことができ、大変有意義な機会となりました。さらに、他施設での研究や取り組みに触れることで、多くの刺激を受けました。
今回の学会で得た知識や経験を日常業務に生かすとともに、院内での情報共有を通じて、より安全で質の高いMRI検査の提供につなげていきたいと思います。
2026年10月17日(土)、第7回腎臓リハビリテーション指導士資格認定試験を受験しました。
腎臓リハビリテーションとは?
腎臓リハビリテーションとは、腎臓病のある方の体力や生活の質を維持・向上させ、病気や治療に伴う心身の負担を軽減するための、長期的かつ包括的な取り組みです。
運動療法を中心に、食事・水分管理、薬物療法、療養に関する教育、心理的な支援などを、患者さんの状態に合わせて行います。
腎臓リハビリテーション指導士とは?
腎臓リハビリテーション指導士とは、日本腎臓リハビリテーション学会が認定する資格です。
腎臓病や運動療法に関する知識をもとに、患者さんが安全に、無理なく運動や生活習慣の改善を継続できるよう支援する専門職です。
医師、看護師、理学療法士など、さまざまな職種が対象となっています。
受験資格について
受験資格として、以下の3つの要件をすべて満たす必要があります。
1. 日本腎臓リハビリテーション学会の学術集会において、主演者あるいは座長としての経験があること、もしくは、腎臓リハビリテーションの実地経験が 1 年以上あること。
2. 医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、臨床検査技師、栄養士(管理栄養士)、薬剤師、臨床工学技士、臨床心理士(公認心理師)、健康運動指導士、のいずれかの資格を有していること。
3. 申請時に日本腎臓リハビリテーション学会の正会員であり、申請時の直近2年度以上継続して正会員歴があること。(施設会員歴は認められません)
資格取得を目指して
私自身、2022年に「第1回腎臓リハビリテーションガイドライン講習会」を受講し、それ以降、院内で腎臓リハビリテーション(透析時運動指導等加算)に関わってきました。
ガイドライン講習会の有効期間が最長5年であることから、更新時期を迎えるタイミングで、「腎臓リハビリテーション指導士」の資格取得を目指すことにしました。
実際に透析中の運動療法も行っているため、受験申請に必要な「腎臓リハビリテーションを実施した10症例の報告書」については、比較的スムーズに作成することができました。
2026年4月には、腎臓リハビリテーションガイドラインが8年ぶりに改訂され、第2版が発行されました。試験の中心となるガイドラインが改訂された年でもあったことから、試験問題が難しくなることを予想していました。
また、本試験には過去問題集がないため、以下の3つの方法で受験準備を進めました。
1.ガイドラインを読み、「不得意ノート」を作成
まずはガイドラインを熟読し、理解が難しい部分をWordにまとめて、自分なりの「不得意ノート」を作成しました。基本的に五肢択一式の問題であるため、数値に関する項目を多めにまとめました。
2.予想問題に取り組む
フリマアプリで購入した300問の予想問題を解き、間違えた問題や覚えにくい内容を「不得意ノート」に追加しました。
3.ChatGPTを活用した問題演習
ChatGPTを活用し、毎日10問ずつ問題を出題してもらいました。問題を解きながら、理解が不十分な内容を「不得意ノート」に追加しました。
以上の方法を繰り返し、最終的に完成した「不得意ノート」を何度も見返すことで、知識の定着を図りました。
試験当日の様子と出題傾向
試験は、CBT(Computer Based Testing:コンピュータを使用して受験する方式)で実施され、試験時間は60分、全50問でした。
実際に受験してみた印象として、出題内容は以下のとおりでした。
・運動療法に関する問題:約5割
・血液データに関する問題:約2割
・透析に関する問題:約2割
・QOLとADLに関する問題:約1割
※割合はいずれも個人的な印象です。
年号に関する問題はなく、幅広い分野から出題されていました。計算問題では、カルボーネン法に関する問題などがありました。
また、血液データに関する問題では、判断に迷うものもありました。「正しいものを2つ選べ」「誤っているものを2つ選べ」といった複数選択の問題もいくつか出題されました。
事前の勉強では、ChatGPTを活用して、腎機能(eGFRの低下率など)、体重増加率、ドライウェイト(DW)、除水量などに関する計算問題にも取り組んでいました。しかし、実際の試験では、これらの計算問題は出題されませんでした。
CBT試験では、解答に迷った問題や、あとでもう一度確認したい問題に「後で見返す」のマークを付けておくと、最後にまとめて見直すことができました。
私も10問程度にマークを付けておき、試験終了までに見直しました。この機能のおかげで、後から落ち着いて解答を確認することができ、個人的には受験しやすい試験方式だと感じました。
今後に向けて
理学療法士の場合、腎臓リハビリテーション指導士の資格は、透析時運動指導等加算に必要な研修の修了証明として有効です。ただし、対象職種や指導時間など、別途定められた要件を満たす必要があります。
今後も、より効果的な腎臓リハビリテーション(透析時運動指導等加算)を提供できるよう、知識と技術の向上に努めていきたいと思います。
まずは、合格発表を待ちたいと思います。
試験当日は、会場付近で「マチ★アソビ vol.31」が開催されており、普段とは違う徳島の賑わいを感じることができ、少し得をした気持ちで帰路につきました。
理学療法士 玉谷高広
2026年10月3日・4日の2日間、グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)で開催された「第30回日本透析アクセス医学会学術集会・総会」に参加し、演題発表を行いました。

この学会は、透析患者さんにとって大切な「バスキュラーアクセス」について、医師や看護師、臨床工学技士など、さまざまな職種が集まり、最新の知見や技術を学ぶ場です。

今回は、カフ型カテーテルを長期使用している患者さんにどのような傾向がみられるのか、過去のデータをもとに検討した結果を発表しました。
会場では、著名な先生方による講演や、他施設の先進的な取り組みに関する発表を聴くことができました。最新の知見や取り組みについてじっくり学ぶことができ、非常に有意義で充実した2日間となりました。
今回の学会で得た知識や経験を今後の臨床業務に活かし、患者さんに安心・安全な透析医療を提供できるよう、より一層努めてまいります。