急な事故や病状の悪化、認知症が進んでしまうことにより、あなたが受けたい治療とケア、過ごしたい療養・生活場所の希望を、ご自身で判断したり伝えることができなくなる『もしもの時』が訪れてしまうかもしれません。
『もしもの時』が訪れる前に、あなたがあなたらしく生きていくために、人生の最終段階の医療・ケアについて家族・親しい人や医療チームと前もって話し合いましょう。
ACPとは、アドバンス・ケア・プランニング(Advance Care Planning)の略であり、厚生労働省は馴染みやすい言葉となるよう「人生会議」という愛称を付けています。
ACPは将来の意思決定能力に備えて、今後の医療・ケアに関する意向、代理意思決定者などについて患者・家族・親しい人・医療チームがあらかじめ話し合うプロセス(過程)を言います。
希望や思いは時間の経過や健康状態によって変化していきます。
ACPは将来の意思決定能力に備えて、今後の医療・ケアに関する意向、代理意思決定者などについて患者・家族・親しい人・医生活環境の変化や何かの出来事があった時、気持ちが変わった時などに、①~④を繰り返し話し合いましょう。
ACPを医療チームとご希望される場合にはお申し出ください。
川島ホスピタルグループでは、ACPの資料を、受付前や待合室に配置し、入院のご案内時にお渡しするなど情報提供を行っています。
また、ACPのご希望がある方には【これからの医療・ケアについての話し合い】または【わたしのこころづもりシート】をお渡ししています。
2種類のACPシートを準備し、自宅でゆっくり考える事ができる方や入院中の方、医療者側が聞き取る必要がある場合など、患者さんに合ったシートを使用しています。