平成19 年4 月に厚生労働省から改正医療法「医療安全関連通知」が出され、医療機器を安全に使用するための指針として医療機関に義務付けられました。近年、医療現場には多くの医療機器が実在しており医療技術の進歩に伴い高度化・複雑化が進んだ機器が必要不可欠となっていますが、整備不良、誤操作による事故が増加傾向にあり、重大な事故を未然に防ぐ上でも安全な治療には適切な保守管理・研修が必要となります。
川島ホスピタルグループで使用する医療機器の安全管理を図り、患者の安全を確保することを目的とした医療機器安全管理委員会が設置されており、我々臨床工学部では血液浄化業務と兼務で医療機器保守管理業務を行っています。
川島ホスピタルグループの主たる業務の一つに血液浄化業務があります。その血液浄化業務には透析用監視装置(コンソール)が必須で、川島ホスピタルグループ全体で約300 台のコンソールがあります。
全台をメンテナンス担当技士が年に1 回の定期点検を実施することにより事故なく安全に血液浄化業務が行えるようにしています。また定期点検以外にも消耗部品の交換や機器の調整も行っています。その他に輸液ポンプ、血液ガス分析装置、人工呼吸器などの医療機器のメンテナンスも実施し、常時使用可能の状態を保っています。
メンテナンス業務