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新病院放射線機器紹介

CT装置

CT装置

当院では最新のフィリップス社製2層検出器搭載256スライスCT「Spectral CT 7500」を導入致しました。
この装置では、従来装置のような画像だけではなく、2層検出器の特徴である、画像のわずかな濃度差をより明確にするコントラスト強調画像が撮影できることで、悪性腫瘍の早期発見がしやすい画像や物質の弁別画像が、出力可能となり、診断能が格段に向上しております。また、CT用造影剤を使った検査において、最大70%の造影剤量を減らした検査(従来比)が可能となっております。さらに、撮影スピードが早いため検査に伴う息止め時間を短縮することで、検査中の負担を抑えることも可能になります。近年注目されているCT検査の被ばくも最低限まで低減して、最良の検査を提供することを実現しています。

CT装置(CT下透視 CT下生検)

CT装置(CT下透視 CT下生検)

当院に以前からあるシーメンス社製CT装置(SOMATOM Definition Edge)ですが、バージョンアップして、CT透視が可能となりました。CT透視を使用して可能となる、CTガイド下生検は、CT画像をリアルタイムで確認しながら病変部位めがけて皮膚表面より針を刺してその組織の一部を採取するものです。この検査は、肺、肝臓、腎臓、骨、リンパ節などの病変の確定診断の方法の一つとして行われる検査となります。リアルタイムで針を刺している画像確認をする事ができるので、安全性の高い検査となります。

MRI装置

MRI装置

MRIは放射線を使わず、磁石と電波の力で体内の状態を画像にする装置です。当院ではフィリップス社製(Ingenia 1.5T Evolution) 最新型を導入しました。従来のMRIはアナログによる信号転送を行うものでしたが、本装置は最新のデジタル転送技術が搭載されています。画像ノイズを少なくし、綺麗な画像を得ることができます。特に血管などの撮像においては、造影剤などの特別な薬剤を使わずとも高精細な撮像を行うことができます。
また従来MRIは時間がかかる検査でしたが、検査時間を短縮する圧縮センシング(最新画像収集処理技術)の搭載により、出来る限り負担の少ない検査をご提供できるようになっております。

カテーテル検査(血管撮影)装置

カテ心臓装置
カテABL用

(心臓カテーテル検査・治療用 アブレーション・下肢PTA治療用)2台
当院ではカテーテル検査(血管撮影)装置の最新式を2台、2室に導入しました。2室で検査や治療が出来ることで、緊急の場合でも待機時間が非常に少なく迅速に治療が可能となりました。
今回導入された1台は、フィリップス社製(Azurion 7B12/12)は心臓カテーテル検査・治療領域に特化した小口径フラットパネル検出器を搭載したバイプレーン式血管撮影装置で、2つの検出器を搭載しているため1回の造影撮影で2方向から同時に画像を得ることが可能になり患者様の負担を最小限に抑えます。さらに心臓の動きを補正した動画ロードマップ機能や治療の際に使用するステントが分かりやすくなるリアルタイムステント強調機能により、より安全で確実なインターベンション治療が可能となっています。

今回当院へ導入されたもう1台は、フィリップス社製(Azurion 7B20/12)は大口径のフラットパネル検出器と小口径のフラットパネルを組み合わせたバイプレーン式血管撮影装置で、不整脈領域や下肢領域のインターベンションを目的としています。不整脈領域におけるアブレーション治療は心臓内の異常な電気信号を探し出し焼灼(しょうしゃく)するもので、血管撮影装置以外にも様々な装置を組み合わせて治療を行います。

アンギオ装置(シャントPTA用)

アンギオ装置(シャントPTA用)

当院では、透析患者さんのシャント狭窄の際の治療としてシャントPTAをおこなっていますが、長年使用していた装置は、検査ベッドも狭く、治療の際にかなりご不便をかけていました。今回導入されたフィリップス社製(Azurion 7C20)血管撮影装置はシャントPTA治療を行う腕を楽に伸ばした状態での治療が可能となっております。
その他、カテーテルと呼ばれる細い管を血管の中に入れてX線撮影することで、血管の形状を把握する造影検査や、異常な血管・部位をデバイスと呼ばれる器具で治療するインターベンションも可能な装置となっております。また、最新型フラットパネル検出器を搭載しており、従来の検出器より4倍の情報量を有することで細かな血管構造や病変部位をより鮮明に描出します。さらにCTのような画像が撮像できる最新機能が搭載されており、インターベンション治療時に体内の3D画像を把握することが可能なため、より安全で確実な手技が可能となっております。

SPECT装置(シンチ検査・RI検査・核医学検査)

SPECT装置(シンチ検査・RI検査・核医学検査)

医療用に用いられる放射性医薬品は、放射線量が少なく、かつ減衰するのが早いのが特徴です。また、放射線量は人体に害を及ぼす量ではなく、薬理作用(副作用)もほぼないと言ってよいほどです。体内に投与した放射性医薬品はその性質に従って、特定の臓器(骨 心臓 腫瘍 甲状腺等)に分布する特徴を持っています。この時に、臓器に集まった放射性医薬品から出てくる放射線を、専用のシーメンス社製SPECT装置(Symbia Evo Excel)で測定していきます。この測定を体の360度行い、放射性医薬品の分布画像として表します。これにより、人体臓器の生理学的な機能情報を画像から判定でき、検査法によっては定量(数値)的な判定も可能です。

骨密度検査装置

骨密度検査装置

日本では、約1,300万人が骨粗鬆症にかかっていると推定されています。
骨折の影響で寝たきりになったり、慢性的な腰痛に悩まされたり、背中が曲がったりして生活に支障をきたすなどの問題が発生しています。
腰椎や大腿骨の骨折で寝たきりならないためにも、定期的な検査をおすすめします。
当院の骨密度測定装置での測定ではムリな姿勢は必要なくリラックスして検査を受けられます。また、低線量のX線を使用する事でより正確な骨密度測定が可能となっております。

立位長尺撮影システム(フラットパネル仕様)

立位長尺撮影システム
フラットパネル

当院では、整形外科による膝関節・股関節の手術前後の評価に有用な検査である立位用長尺撮影システムを導入しております。このシステムは専用の撮影台に乗るだけで、フラットパネルシステムがX線管球装置の動きに追随して撮影範囲を自動で移動し、最大160cmの長さを撮影することが出来るシステムとなっております。
フラットパネルシステムは、撮影後、数秒で画像の確認ができるので検査後の待ち時間短縮にもなります。また、従来のシステムより、感度がよいため、より高画質かつX線の線量を抑えることが可能となっております。